春イカの注意点

しげちゅう

2021年06月22日 20:29



いつも沢山の閲覧ありがとうございます♪

先週は釣りに行かなかったので、たまにはコラムを書いてみようかと思います。

前回の釣行で周囲を見て改めて思った事なんですが、釣れている方と釣れていない人の差は、ずばりしゃくりすぎ。

イカの活性が高かったり、スイッチを入れる為に早いアクションでバシバシ誘うのは、これはもちろんOKです。本当に効きます。

ですがずーっとバシバシしゃくっていたら春イカは釣れない事が多いと思います。

ゆっくりしたテンポでネチネチ誘うには、やはりシャローエギが必要になってくる部分も多いです。

自分が行くフィールドはシャロー帯で、水深は深くて3m~5m位の場所なのですが、潮は早い事はほとんどなく、ゆっくり流れている感じ(地域柄何処に行っても大体同じ)です。

みなさんはこれ位の水深でエギングをするときにエギは何を選択しますか?

自分はシャローエギを使います。

理由ですが、根掛かりが多い事もありますが、ゆっくりじっくりボトム付近を探っていきたいからです。これがノーマルエギだとフォールスピードが早い為に直ぐにボトムに付いてしまう。ボトム放置が出来れば良いのですが、根掛かり多発地帯なので、それはしたくない。だからゆっくりフォールするシャローエギを使ってボトムスレスレを狙っていくようにしています。

誘い方ですが、ここが一番重要なのですが、シャローエギは軽い分物凄く動きやすいです。

ダート系のエギなどはノーマルエギのしゃくり方と同じ様に扱うと、簡単に跳ね上がったり、物凄いスピードでダートしますので、レンジを簡単に外してしまいやすくなります。

またエギ王Kやエメラルダスステイなどの抵抗系のエギはシャロータイプでも、ある程度は動きが押さえられますが、やはりノーマルエギの力でしゃくると動き過ぎて簡単にレンジを外します。

シャローエギをうまく使うには、しゃくりの力は半分以下で十分ですし、ロッドのしゃくり幅も半分以下です。弱い力でも十分に跳ね上がるし、ダートもしてくれます。
ノーマルエギと同様に力を入れてしゃくる時は、しゃくる回数を半分にする事です。そうする事でエギがレンジを外す事は防げますし、弱い力でしゃくる場合にも、動きを押さえてレンジを外しにくくなります。

基本春イカの場合は産卵前の活性が高い場合を除いて遠くまでエギを追っかけてきません。早いスピードでエギが動いたり、強い力でしゃくれば、それだけエギが手前に寄ってきてしまうので、アオリイカが居る場所から簡単に外れてしまう。だから釣れない。それが嫌なので移動距離を押さえたスラックジャークや弱い力で移動距離を押さえた誘い方が必要になってきます。

前回釣ったアオリイカの誘い方ですが、

キャスト後20カウントでボトム

キャスト!18カウントまで沈めてアクション開始。チョンチョンチョン(少し間隔を空けたショートジャークで、ベリーよりティップ側でチョンチョンチョンと軽く跳ね上げる感じ)
↓↓↓
テンションフォール(夜で潮が効いていたので、更にゆっくりエギを落とす感じで)
↓↓↓
6から8カウントでクンと引いたので、バシッと合わせる感じ
↓↓↓
重みが乗って4秒位動かなくて、一瞬ん?と思ったら一気に沖に走り出した

こんな感じでした。

動画で自分の誘い方などを載せればもっとわかりやすく説明できるかなと思ったのですが、動画撮らない人なのでごめんなさい。


また例外として、根掛かりしにくい場所や潮がかっ飛んでいたり、風が強い場合、水深が深い場所は、もちろんノーマルエギも使います。ノーマルエギの場合はスラックジャークを多用する事もあったり、移動距離を押さえたショートジャークを使ったりします。ボトムまでのカウントが早くなってしまう分、テンポが早くなってしまいますが、 じっくり誘うのと、イカとの距離を考えてボトムに付けて時間を稼いだりします。

今回書いた方法は回遊待ちの時に特に有効です。
いつ回遊があるかわからないですから、なるべくエギを水中に止めておきたいからです。

風がない時限定ですが、3mから5mの水深でも更に沈降スピードが遅いスーパーシャローエギを使う事もあります。これは潮に乗せてドリフトさせて使用します。シャローエギも潮が効いていればドリフトさせる事も出来ます。ゆっくり落ちる分潮に乗りやすいですし、広範囲を探るには凄く便利です。

ちなみにもっと浅いシャローの場合はスーパーシャローを使います。その場合のしゃくり方は、シャローエギより更に回数を少なくしたり、力を弱めにしないと水面からエギが飛び出してきます。

水深が浅いスーパーシャローエリアは、捕食の為に入ってきたやる気のあるイカが居ますので、ボトムにエギを付ける必要はないです。

春イカの攻略はネチネチゆっくり丁寧にイカを狙う事が鍵になってきます。

シャローエギがない方はエギ王チューンヘッドを使用すると、ノーマルエギがシャロータイプやスーパーシャロータイプにすることが出来ますので、ぜひ買ってみると良いと思います。
自分も使ってますが、動きはやはり何も付けないシャロータイプのエギやスーパーシャロータイプのエギの方が良いです。動きは多少悪くなりますが、フォール姿勢は綺麗でしたし、潮噛みが良くなるので、場面によっては本当に武器になるのではと思います。

もしみなさんの行くフィールドで同じようなポイントがありましたら、是非試してみてください。

みなさんが釣れますように(о´∀`о)

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