ドラグ調整の重要さ
いつも沢山の閲覧ありがとうございます(*´∇`*)
リールに必ず付いているドラグ機能ですが、先日の釣りで初心者の方に大物がかかって、ドラグをキツく閉めていた為ラインブレイクしてしまいました。特に初心者の方は名前もわからないと思いますが、ふいの大物が掛かった時にラインブレイクをさせない為に重要な機能がドラグ機能です。
スピニングリールはスプールの上部のダイヤル、ベイトリールはハンドルの根本に星の形をしたダイヤルがありますが、そこを回す事で調整しますが、どれくらいに設定すれば良いかわからないと思うんですよね。
エギングでも春と秋では設定値が全然違うし、魚種によっても違いますし、一番重要なのはラインの耐久力で、これを上回るようなドラグ設定にすれば、ラインが耐えられずに切れてしまいます。
逆に弱すぎたら、ラインはどんどん出されて、巻いてくるのもできない状況になります。
経験がある人は大体この位で切れるからと、感性で調節できるのですが、初心者はわかりませんから無理だと思います。
そこで簡単に設定するのに、使えるのがドラグチェッカーです。
ラインをドラグチェッカーに取り付けて引っ張ると、今何キロに設定されているか、一目瞭然となる商品です。
これで設定値を目で確認できますよね!
ではどれくらいの強さにすれば良いか?
メインラインとリーダー、ミチイトとハリスの中で一番細いラインは何号を使ってて、引っ張り強度はどれくらいか調べて見ましょう。
調べ方はラインのスプールに強度が出ています(何lb.とか書いてあるのが強度ですし、何キロと書いてあるの場合もあります)
1lb.=453.592gの重さに耐えられるラインと言う意味です。
ちなみにこれは純粋にそのラインの直線上の引っ張り強度なので、スナップやリーダーに結束すると、そこの強度が落ちるので、注意が必要です。
結び方で結束強度が変わるので、一概にこれだけ落ちるとは言えないのですが、直線強度を100%とした場合は、50%から70%位の強度になると思ってください。
そうなると、1lb.ならどれくらいにドラグを調整すれば良いかと言うと、227g(50%)から317g(70%)に調整すればOK!理論上切れない事になります。
ラインは根に擦ったり傷がついていると、簡単に切れてしまうし、魚の大きさとラインの太さのバランスが崩れると、切れてしまう事はありますので、いくらドラグ調整しておいても、切れるリスクはあるんですが、それを最小限にするためにドラグは大切な機能なんですよね。
例えば青物がかかって走られてしまうと、隣にアングラーがいるなら、隣とおまつりしてしまって、迷惑をかけてしまいます。その場合はかかる大きさを予想して、ドラグをきつく設定してゴリ巻きしてこれるラインを選ばないといけませんし、キジハタなどの根魚も緩いドラグ設定にしておくと根に入られてしまって出てこなくなるので、走らせないように太いラインにしてドラグをロックしてゴリ巻きして根に潜られないようにしなくてはなりません。
また真鯛などはある程度最初の段階で走らせる事で、最初の強烈な引きをかわして、そこから上げてきたりするんですが、この魚を走らせて疲れさせるにも、ドラグ調整が本当に大切なんですよね。切れない限界近くの調整で、スリリングなゲームを楽しむ事もできますし、バレないように早く疲れさせて主導権を魚に与えない事もドラグ調整で出来ますから、初心者のうちに覚えておきましょう。
せっかく取れるようなラインシステムなのに、ドラグ調整をしないでラインブレイクは、これはもったいなさすぎます。いくら調整してても、切れる事はありますから、切れるリスクを増やすだけなので、ここをしっかり出来るようになる事が大切かなと思います。
ドラグチェッカーがない場合は引き計りで代用も出来ますし、知り合いの釣り人に教えてもらうのでも良いと思います。
参考にして頂けたらと思います。
関連記事